言葉にしなきゃ伝わらない。
初めて会った人に俺は胸を貸した。


これは・・・おかしいのやろか


我慢して...人に弱いトコを見せれなくなって・・・



ホンマ・・・・強い子やなぁ、あんたは...




肩を揺らして、震えながら・・・その子は泣いた。


その子の頭に、そっと手を置いて優しく撫でる....


「泣いてもええんやで?・・・これからは、もっともっと泣きぃや。辛かったり苦しかったり痛かったら、とことん泣いてええんや...溜めたら、あかんよ?」


耳元に顔を近づけて囁く


俺の声に小さく頷くと、その子はゆっくりと顔を上げた。




後ろには、俺の大好きな天の川が


そして

俺の前には、目を腫らし、ぐちゃぐちゃの顔をした女の子が




どちらも・・・


俺には輝いて見えた。

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