スカイ





その日から、少しずつ男子は上手くなっていった。

正直、前田くんが言ってくれて最初に歌った時は、皆下手だった。

でも、真面目に練習するようになって、音程も分かってきたし、強弱もつくようになった。


男子のやる気が出てきたから、女子も負けじと練習した。

どんどん、きれいなハーモニーになってく。



その週の金曜日の図書室では、私達は前田くんの月曜日の朝についての話題で持ちきりだった。

当たり前のように、水城くんも一緒に。



水城くんはあれから、私達に由香のことを話すことは無かった。

それでも別れてすぐはどこか悲しそうで、私も心配していたんだけど。

今はもうすっかり元気のようだ。



由香も、水城くんの名前は出さなかった。

でも笑顔がいつも通り可愛いし、元気みたい。





< 100 / 102 >

この作品をシェア

pagetop