スカイ
前田くんだった。
「俺も言えることじゃないけどさ。変わろうと思ったんだよ。
…クラスでまとまって何かするなんて、これくらいしかない…から」
前田くんは、言葉を選びながら話した。慎重に。
「頑張ったほうが、楽しいし」
前田くんは一度言葉を切って、表情を変えた。
「大体、いつまでもガキみたいにふざけてるより、まあまあ真面目にやった方が楽だろ。
それともお前ら、女子にかまってほしいのか?」
クラス全員の目が点になる。
少し前まで真面目にやってなかった人の言葉とは思えない。
それに、考え方が、ひん曲がってる。
でも正しいとも言える。
私にも男子がかまってちゃんにしか見えなかった。