堕天使の詩 (未完)

ソファーから立ち上がり俺達三人に席勧めた。
リビング程のスペースでソファーとテーブルだけの空間。
部屋の壁は高い天井からカーテンで一面を囲って在るため部屋の様に感じるが狭さも感じさせない。
小さく流れる店内の生演奏のピアノの旋律は更に落ち着いた雰囲気を作り出していた。
泉の隣にいた女性も黒服も空間から退出させ、俺達のテーブルに勝手に酒が運ばれてきいた。


改めて静かな空間に笑顔のまま泉は俺達に本題を切り出す｡

笑顔はそのままだが決して眼は冷たく真剣な光を放つ。
｢ここに来てくれたのなら、答えたは出たんだ？｣
｢………｣
俺達は泉の眼を見つめる。
｢昼間の話しは承けてくれると言う事か？｣

俺達は三人は軽い視線を送り合い、俺は答えた。
｢……あぁ。そうとってくれて構わない。｣
俺は小さく頷き泉に視線を合わせる。


隣のチカが俺の答えに続ける。
｢俺達は三人でチームを作る。何にも属さない。｣
トシが続く。
｢族じゃないが走る。喧嘩もする。｣


俺は続けた。
｢半端はしない、小さな事に囚われない。遊ぶならマジで相手してやる｣