堕天使の詩 (未完)
何かしら合っても近くに居たら混ざってくる二人。
喧嘩も嫌いでは無い為、自然と息が合う。
双子は俺の背中を任せられる唯一の仲間。
その日の"遊び"は一回で済む筈だった。
でも、街中のゲーセンで大笑いしながら普通に遊んでた俺達はまた"遊び"に誘われてしまった。
「テメェら、ちょっと顔貸せや」
いきなり背後からそう言われ振り返ると見覚えの有る顔が後ろに居た。
チカとトシは普通に振り返り声の主を見るなり、言葉の中に"遊び"への期待が見えたらしい。
二人共、口の端で楽しそうに笑っている。
こんな時は決まって思う"コイツらは"って。
付いて行ったのは街中ゲーセンを出てメインストリート歩き駅の反対側線路挟んで反対側ノースサイド(北街)の路地を裏に入った如何にも集まりそうな開けた場所だった。
目的の場所が近付くに連れ連れ立って歩くヤツは殺気を醸し出す。
双子はかなり敏感で既に気付いて自分達の戦闘モードをスタートさせていた。