DEAR J

「おつかれ~」

みんな解散した後まゆゆのブログ更新通知が届いた。





「握手会~(^ω^*)byまゆゆ」

今日は握手会でした~!!
大勢の方に来ていただいて改めてこんなに応援されてるんだなって実感しました。
いつもありがとうございます!!

それと今日は握手会で素敵な出会いがありました(^ω^;やびゃあ


byまゆゆ




素敵な出会いって純斗かな・・・
てか、サイン渡さなきゃじゃん。


to:クソじゅんと

携番教えて


・・・送信完了


返信はすぐに返ってきた。
送られてきた番号を押して純斗に電話をかけた。


「もしもし」

「あ、ともだけど!今どこにいる?」

「まだ会場にいる。生写真トレードしてるから」
まゆゆの生写真をトレードしてるのね。
板野とまゆゆトレードみたいな。
笑えてくる~。

「じゃあ今から戻って学校にいて!!」

「は?なんでそんな急に・・・」
純斗がまだ喋ってたけど無視してそのまま切った。


ともも意外と自分勝手??(笑)
ともは急いで電車に乗って学校へと急いだ。

学校につくと既に純斗が待っていた。

「おせーんだよ」
純斗はちょっとキレ気味だった。

「トレードは終わったの?」

「終わるわけねえだろ!せっかく板野ファン見つけたから板野とまゆゆトレードしてたのに」
うわ!マジかこいつ。

「はいはい。そんなこと言うとまゆのサインあげないよ」
純斗はともの顔を見つめた。

「ともちん最高だわ!!まじファン!!」
純斗はまゆゆの名前を出した瞬間態度が激変した。

「はい」
まゆゆのサインを渡した瞬間すごい嬉しそうな顔で何回もお礼を言ってきた。

「マジありがとう」
かわいい。
不意に純斗に対してそんな風に思ってしまった。
< 10 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop