DEAR J
「あ・・・あの・・・俺めっちゃともちんのファンなんだけど・・・!」

「ありがと」

「その・・・だから・・・えっとーメアド教えてください!」
何を言ってんだこいつは
「あ~・・・ごめんねそうゆうの事務所にダメって言われてるからさ」

「そうなんだ・・・」

「じゃあ」
ともは手を振り払って教室に戻っていった。
別に学校の人だからメアドの交換ぐらいしても平気だけど関わりを持ちたくなったから断った。


今日はAKBでテレビの収録だから早退した。
今日は収録が一本だけだったから案外早く終わった。

さっさと帰ろうとしたらあっちゃんに捕まった。
「ともちーん今日たかみなと3人でご飯行かない??」

「あ~!めっちゃ行きたいけど今日予定あるからごめん!」

「そっかじゃあまた今度ね~」
予定なんてなかったけど長身のあいつが気になってしょうがなかったからなんか行く気にはなれなかった。

AKBの皆と別れるとマネージャーがともに話しかけてきた。

「予定って男?」

「違うよ学校の友達と遊ぶ約束してんの!」

「あんまりハメをはずさないようにね」

「は~い」

ともはマネージャーと別れて帽子を深く被って家に帰った。
ポケットから携帯を出すと一枚の紙がヒラヒラと床に落ちていった。

その紙を拾って読むとメアドが書いてあった。
「あぁ・・・あいつのか」

ともは携帯を開いてそのメアドを携帯に打ち込んで「クソじゅんと」で登録した。
登録した瞬間メールが来た。

じゅんと??

一瞬そう思ったがあっちゃんのブログ更新のお知らせだった。
メールについてるURLを押してあっちゃんのブログのページを開いた。
< 4 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop