げーむ
私と綾瀬も扉に近づく。


他の皆も扉から身を乗り出す。


扉の外には光浦がいた。


壁に寄り掛かって、苦しそうに息を吐いている。


手には、きつくバットが握られていた。


「光浦!!」


皆が部屋から出ようとした。


『部屋から出ないで下さい』


その時、再び校内放送がかかった。


『光浦美香さんはこちら側に断りもなく、部屋を出ました。なので、強制排除させていただきます』


「...!!も、もう止めてッ!!?」


同時に光浦が叫ぶ。


光浦の前には、いつの間にか、私の副担の先生が居た。


「...」


先生は無言で、手を構える。


手には、小型の拳銃が握られていた。


「おねがっ...!!助けッ!!!」


バンバンバンッ


乾いた音が3回響き、光浦の身体も、同じく3回跳ねる。


光浦の手からバットが落ちた。


「おい...。何してんだよッ!!?」


「部屋から出るな」


抗議をした男子に、先生が拳銃を向ける。


「大人しく部屋にいろ。こちら側の命令を聞かないと...こういう事になる」


「くっ...!!」


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