げーむ
私が黙っていると、梅くんは椅子から立って近くにあった本棚をあさりだした。
「...ありました」
「何が...?」
梅くんはある1冊の冊子を私に手渡した。
表紙には、何か英語で書いてあった。
「それは、この学校の生徒や先生の写真やプロフィールが載っている本のようです」
「え!?そんなのあるの?」
「噂を聞いただけなんですけど、本当にあったみたいです」
私は恐々ページをめくった。
最初のページは校長先生についてだった。
特に興味もないし、知る必要もないと思ったので、教員のページをパラパラと流し読みしていると、突然、生徒のページになった。
「おっと...ここから、か」
『1年A組出席番号1番、日向輝』
ここまでは普通の資料のようだ。
だが、その次の行からがすごかった。
『光り輝く人のなれるように輝と名づけられた。日向家の家族構成は、父、和弘。母、博子。祖父、彰文。長男、輝。次男、結城。尚、祖母、栗子は既に他界している。現在は、○○市○○マンションの202に住んでいる。ペットは犬のコロ。輝は○○○○年に○○病院で○時○分に誕生。その時、立ち会った担当医師は○○、看護師は○○と○○の2人。和弘は○○会社で仕事中だった為、○時○分に病院に到着。その時、祖母はまだ生きており...』
「何これ...」
まるで、日記のように日向輝の説明が書いてあった。
いくら学校といっても、ここまでしたら犯罪になるんじゃないか...?
「...ありました」
「何が...?」
梅くんはある1冊の冊子を私に手渡した。
表紙には、何か英語で書いてあった。
「それは、この学校の生徒や先生の写真やプロフィールが載っている本のようです」
「え!?そんなのあるの?」
「噂を聞いただけなんですけど、本当にあったみたいです」
私は恐々ページをめくった。
最初のページは校長先生についてだった。
特に興味もないし、知る必要もないと思ったので、教員のページをパラパラと流し読みしていると、突然、生徒のページになった。
「おっと...ここから、か」
『1年A組出席番号1番、日向輝』
ここまでは普通の資料のようだ。
だが、その次の行からがすごかった。
『光り輝く人のなれるように輝と名づけられた。日向家の家族構成は、父、和弘。母、博子。祖父、彰文。長男、輝。次男、結城。尚、祖母、栗子は既に他界している。現在は、○○市○○マンションの202に住んでいる。ペットは犬のコロ。輝は○○○○年に○○病院で○時○分に誕生。その時、立ち会った担当医師は○○、看護師は○○と○○の2人。和弘は○○会社で仕事中だった為、○時○分に病院に到着。その時、祖母はまだ生きており...』
「何これ...」
まるで、日記のように日向輝の説明が書いてあった。
いくら学校といっても、ここまでしたら犯罪になるんじゃないか...?