愛 ~①巻~
陸はとっても暖かい。

本当にさっきまで、水の中に、

入ってたのか、疑問が出そうだ。

『陸……』

「なんだ?」

『なんでもない』

単に名前を呼びたかっただけ。

名前を呼ぶだけで、

心が暖かくなる。

何でだろう。

「未來…」

『ん?なあに?』

ちゅ

陸は私が顔を上げた瞬間に、

キスした。
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