廻る世界

 「りょーかい!」

 
 「んじゃ、そろそろ帰ります。」


 「え〜もっとお話しようよぉ。」


 「桜さん少しぐらい休まないとダメですよ。倒れたりしたら困りますからね?」

 
 「うん。分かった!じゃあ優くんちょっと来て。」

 「なんです?」


 桜さんそばに近づく。


 「おまじないをかけてあげるね。」


 桜さんは俺のほっぺに軽くキスをしてくれた。


 「ありがとうございます。」


 そりゃあいくら親代わりでもこんだけ可愛けりゃ嬉しいに決まってるだろ!


 「優くんもして欲しいなぁ〜」


 なんか恋人っぽくて照れくさいな。


 俺も桜さんのほっぺに同じように軽くキスをした。

 「ありがと、優くん」


 「いえいえ。じゃあ行きますね。」


 「うん、またいつでも来てね♪」


 俺は学園長室を出て帰ることにした。


 ・・・


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