One Day~君を見つけたその後は~
「いやいやいやいや、何でもないよっ」
もう、一体何を否定したいのかわけが分からなくなっていたけど、思いっきり「いやいや」を連発する私。
もーう。こんなの、心臓に悪すぎるよ。
「慎って、絶対、意地悪くなったよね?」
「まあ、これが地だからねー。もう“いい彼氏”を演じなくて良くなったわけだし、深月はこっちのほうが好きそうだし」
えーと……。
それってどういう意味?
「さて、と」
私を一通りからかって満足したみたい。
慎はソファから立ち上がると、「うーん」って大きな背伸びをした。
「先に部屋に帰ってるから。後はゆっくりどうぞ」
そう言って、一人でエレベーターへ向かおうとする。
私は慌てて立ち上がると、
「慎、ちょっと待って!」
って慎を呼び止めた。
──だって私には、慎にどうしても言わなくちゃいけないことがあるから。
「なに?」
私の方を振り返った慎は、数ヶ月前までずっと隣で見続けていた、優しさいっぱいの笑顔だった。
不覚にもその笑顔にドキッとして、目頭が熱くなっちゃったのは、懐かしさのせいだよね……。
もう、一体何を否定したいのかわけが分からなくなっていたけど、思いっきり「いやいや」を連発する私。
もーう。こんなの、心臓に悪すぎるよ。
「慎って、絶対、意地悪くなったよね?」
「まあ、これが地だからねー。もう“いい彼氏”を演じなくて良くなったわけだし、深月はこっちのほうが好きそうだし」
えーと……。
それってどういう意味?
「さて、と」
私を一通りからかって満足したみたい。
慎はソファから立ち上がると、「うーん」って大きな背伸びをした。
「先に部屋に帰ってるから。後はゆっくりどうぞ」
そう言って、一人でエレベーターへ向かおうとする。
私は慌てて立ち上がると、
「慎、ちょっと待って!」
って慎を呼び止めた。
──だって私には、慎にどうしても言わなくちゃいけないことがあるから。
「なに?」
私の方を振り返った慎は、数ヶ月前までずっと隣で見続けていた、優しさいっぱいの笑顔だった。
不覚にもその笑顔にドキッとして、目頭が熱くなっちゃったのは、懐かしさのせいだよね……。