新撰組と一人の少女-sinzyu-(再)
───「やっぱ真珠ちゃんにはかなわないぜ。」
46人目を相手にした私は「ははっ」と笑った。
46勝0敗。
私はその場に座り込んだ。
(ちょっと休憩…)
「ねー真珠ちゃん。もう巡察の時間じゃない??」
「あっ!!」
そうだった!!
すっかり忘れてた!!
私は全速力で永倉さんのもとへ走った。
やっぱり永倉さんはもう待ってて。
私は何度も誤ったけど、すぐ許してくれた。