新撰組と一人の少女-sinzyu-(再)
「わ…。何か久しぶりに外見る…!!」
ずっと屯所にこもってたせいか、街を見ると懐かしく感じる。
パパとの思い出も、また読み返ってくる。
興奮してる自分を抑えて、真面目に巡察をした。
他の隊士たちが物凄く真剣だったから。
屯所にいる時とは全然違う。
「あの…。永倉さんは緊張したりしないんですか??」
「ん?…ああ、もう慣れてるからな。でも真剣にしなきゃ、どこに敵がいんのかわかんねぇだろ??」
「…そうですか。」
やっぱ皆さん凄いな…。
なんていうか…プロって感じ。
私も見習わなきゃいけないな…。
「何だお前ら!!…壬生浪か…??」
私は振り向いた。
なんだか騒ぎになってる…!!!
動かそうとしても、足が思い通りにならない。
私は戸惑った。
ここは私が行くべきなのー…??