『恋愛』を辞書で引きました
「ちょ、ごめん鈍感で。
事態が急を要するのはわかるがまったく飲み込めない。」
「飲み込まなくて結構」
「いやいやいや」
無理やり顔をあげさせると、かつて見たことがないくらい彼女の顔は真っ赤だった。
こぼれた俺の笑みに、彼女は枕をぶつけてくる。
「悪かったですね解りづらくて!だから飲み込まなくて結構だと言っているんです、どうせ素直にはなれませんから私!!」
「俺まだ何も…ぶふっ、言ってねぇよ…」
「言ってるも同然でしょう、このロリコンメガネバカ!!」
「あははははははは!!!!」