Ｍａｒｉａ ~私の心を貴方に捧ぐ~

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久しぶりに自分の家に足を踏み入れた。


ずっと家に帰ってきてなかったが、部屋の中はホコリっぽくなく綺麗だった。


お袋がたまに来て掃除してくれてたんだろうなと思った。


親父が自分で掃除するなんてまずありえねぇから。


冷蔵庫からペットボトルの水を取り、自分の部屋に向かった。


今は1人で自分の部屋にいるのが一番落ち着く。


ベッドに寝転がり、まりあからのピンクの手紙を手に持ち暫く眺めた。



『まりあから手紙貰ったの初めてだな…あいつ、メールの返事はねぇくせに……』



体をうつ伏せにして、肘を突き俺は思い切って手紙の封を開けた。


中には紙が2枚入っていた。