Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
『まりあと成瀬君の、その…関係を聞いてもいいかな?』
「……友達だよ。この前京ちゃんと一緒に水族館に行ったの」
『いつの間にそんなに仲良くなったんだい?』
「高校に入学した後、かな。友達だけど、私は京ちゃんが好き…私の片想い………」
お父さんにこんな話をするのは初めてで、なんだかくすぐったい感じがした。
娘の恋ばななんて聞きたくないだろうけど、私はお父さんに知っててもらいたかった。
『今の気持ちを大切にしなさい。誰かを愛することは幸せな事ばかりではないけれど、色んな事を教えてくれる』
「うん…なんとなく分かる」
『成瀬君は優しくてしっかりしていていい子だよ。お父さんは応援するよ』
「ありがとうッッ」
グラスに半分残っていたクリームソーダを私はいっきに飲み干した。
応援するなんて言ってもらえないと思ってた。
でも、お父さんの笑顔は嘘のない笑顔で、嬉しかった。
「……友達だよ。この前京ちゃんと一緒に水族館に行ったの」
『いつの間にそんなに仲良くなったんだい?』
「高校に入学した後、かな。友達だけど、私は京ちゃんが好き…私の片想い………」
お父さんにこんな話をするのは初めてで、なんだかくすぐったい感じがした。
娘の恋ばななんて聞きたくないだろうけど、私はお父さんに知っててもらいたかった。
『今の気持ちを大切にしなさい。誰かを愛することは幸せな事ばかりではないけれど、色んな事を教えてくれる』
「うん…なんとなく分かる」
『成瀬君は優しくてしっかりしていていい子だよ。お父さんは応援するよ』
「ありがとうッッ」
グラスに半分残っていたクリームソーダを私はいっきに飲み干した。
応援するなんて言ってもらえないと思ってた。
でも、お父さんの笑顔は嘘のない笑顔で、嬉しかった。