Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
絵本コーナーは数え切れないほどの本が並べられていて、選ぶのに時間がかかりそうだ。
「2、3冊買う予定なんだけど、選ぶの大変そうだね」
『こんだけあればな。どんな本にするのか決めてんのか?』
「1冊は犬の本って決めてるんだけど、後は全然決めてない」
『まじかよ…』
京ちゃんはため息を吐いき、背表紙の気になった絵本を次々に本棚から取り出し中をペラペラ捲っている。
さっきまでは少し嫌そうで、面倒臭そうだったのに、今では真剣に絵本を選んでくれている。
京ちゃんも病気を患っているから、入院している子供たちの環境や気持ちが痛いほど良く分かるんだろうなと思った。
「私は犬の本探すね」
『おぅ』
椅子に腰掛けずに、立ったまま絵本の内容を確認している京ちゃん。
横顔だけで伝わってくる。
子供たちのことを思って、真剣に選んでくれていることが。
私も早く探そう!!
「2、3冊買う予定なんだけど、選ぶの大変そうだね」
『こんだけあればな。どんな本にするのか決めてんのか?』
「1冊は犬の本って決めてるんだけど、後は全然決めてない」
『まじかよ…』
京ちゃんはため息を吐いき、背表紙の気になった絵本を次々に本棚から取り出し中をペラペラ捲っている。
さっきまでは少し嫌そうで、面倒臭そうだったのに、今では真剣に絵本を選んでくれている。
京ちゃんも病気を患っているから、入院している子供たちの環境や気持ちが痛いほど良く分かるんだろうなと思った。
「私は犬の本探すね」
『おぅ』
椅子に腰掛けずに、立ったまま絵本の内容を確認している京ちゃん。
横顔だけで伝わってくる。
子供たちのことを思って、真剣に選んでくれていることが。
私も早く探そう!!