Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
『まりあ、お前最近ちゃんと寝てんのか?』

「寝てるよ?どうして??」

『顔が疲れてるっつうか、元気がない様な気がしたから』

「夏バテかなぁぁ??私の体繊細だからぁ~」



「アハハハ~」なんてのん気に笑いながらパフェをパクパク食べならが、クリームソーダをグビグビ飲むまりあ。


顔が疲れた様に見えるだけじゃなくて、体も少し痩せた気がした。


元々細身だったせいか、本当に大丈夫なのかと心配になる。


本当に夏バテならいいんだけどな。



『この後どうすんだよ?』

「良かったら京ちゃんも一緒に子供たちのところに行かない?」

『俺も?』

「みんな良い子たちだよ」




子供は別に好きな訳じゃないし、俺が行ったところで別に何の役にも立たない。


だけど、まりあが子供とどんな風に接してんのか興味があった。



『じゃあ、俺も行く』



自分から誘っといて、俺の返事が予想外だったのか、スプーンを持つ手を止めて口を開けて驚いた顔をするまりあ。


でもすぐに、ニコニコしながらまたパフェを食べ始めた。





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