吸血男子
「ほら見ろ」

「……うぅ…////」



 朝、昨日より確実にいい気分で起きられたと思ったら、俺の隣で苦しそうに呻いてる俺の大切な人。




「38.7度……病院行くか」

「海斗君は学校行って!! 今、お弁当作るから」

「…熱ある奴に弁当作らせるほど悪魔じゃねぇんだよ」

「…でも学校は行ってね?」




 行くわけねぇだろうが。




 誰が行くか、コノヤロー。





「…行きなさいよ?」




 ひやっと冷たい声で言い放たれた。




「……はい」




 完ッッッ全に主導権奪われてるじゃねぇーか。





 ブツブツ文句を言いながら学校に行く準備をする。





「ヤバかったらマジで電話するか、俺の名前呼べよ?」

「…はいはい」



 俺の耳なめんじゃねぇーぞ。




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