吸血男子
「美梨亜今日は別々に寝ようか」

「え…」



 寂しそうな顔をしてくれる美梨亜。





 そんなあからさまに嫌そうな顔するなよ。






 俺だって我慢してんだから。





「そんな顔したって駄目」

「…なんで寝ちゃだめなの?」

「なんでだろうねー」





 ここでうつるからなんて言ったら、美梨亜はきっと「大丈夫」って言うだろう。




 それか、うつってもいいってね。




「私にうつるから?」



 何か上手く気付いちゃったみたいだし?




「さぁね?」

「そうなんでしょ? 私なら大丈夫だから!! 一緒に寝よ?」

「…………うん」



 俺のバカぁぁぁぁ…。




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