生徒会のプリンス

「はぁ……。お見合いはしたくないけど、南の島には行きたいと。」





それからあまりに海斗がうるさいので、私たちは話をし始めた。






でも、私は庶民だからこういう話に口をつっこむのは悪いし、秀は話し半分。





誠が、本当に嫌そうにだけど話を聞いている感じ。





「……でもさぁ、お見合いはしないと色々まずいんじゃないの?西園寺グループと里中食品は切っても切れない中だし。」





……なんだ。秀もちゃんと話、聞いてたんだ。






「そうなんだよぉ~。俺の家、一人っ子だからなぁ。弟がいれば押し付けるんだけど。一応、礼儀としてお見合いはやらなきゃだよなぁ~。でも嫌だぁ~。」






……海斗は相変わらずだけれど、私は少しそんな海斗を見て考えた。





ここの生徒会のメンバーはとってもすごい人たち。





きっと毎日おいしいものを食べて、すごいお家に住んでる。






だから、私なんかより幸せなんだろうなって思ってた。





でも、私が一生の間で絶対に経験しないしがらみなんかを背負って生きてる。





少し、みんなを見る目が変わったような気がした。



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