生徒会のプリンス
何とか海斗の力になってあげたい。
今までは海斗が落ち込んでいても無視してたけど、今回ばかりはそういうわけにはいかない。
……でも、やっぱり妙案は浮かばない。
「ベストは、向こうから断ってもらうことですよね?」
しばらくの沈黙があって、誠はそう切り出した。
「そうだけど、無理だよぉ……」
「いいえ。協力してもらえれば、可能だと思います。今、その方法を思いつきました。」
「本当にっ!?誠、大好き!!」
海斗はパァっと表情を明るくして、誠に抱きつこうとしたが、誠はそれをスルッと避けた。
「すみません。僕は男色ではないので。それにお礼なら現物で頂きたいです。」
「……誠が優しくなったと思ったのに。」
あぁ、また落ち込んじゃった。