いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
「私が・・・ずっとそばにいるから・・・」


「えっ?」


「私がずっと・・・お兄ちゃんのそばにおるから・・・
私がずっとお兄ちゃんの味方でおるから・・・
私はいなくなったりせえへん、
ずっとお兄ちゃんのそばから離れへん!!」


「楓花・・・」


「大好きやで、お兄ちゃん・・・」


「うん、ありがとう・・・」


雄志は穏やかな顔で微笑んだ、
それは妹を見る兄の目だった。


「ちがうっ!! そうじゃない!!」


「えっ!?」


「一人の男として、お兄ちゃんが好き!!
ずっと、ずっとお兄ちゃんが好きやったの!!」


「楓花・・・」


雄志は驚いたように目を見開いた。


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