いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
「私じゃ・・・あかん?
私は裏切ったりせえへんよ?
いなくなったりせえへん。

ずっとお兄ちゃんのそばにおる。
ずっとお兄ちゃんを守ってあげる。
だから・・・あかん?」


「楓花・・・」


楓花は体を起こし、雄志の体に近づく。


そして、両手を付き雄志の顔を見つめると、

「お兄ちゃん・・・大好きだよ。」

と、唇を近付けた。



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