いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
「奈緒子!!」


俺は奈緒子からのメールに胸が高鳴った。


『仕事頑張ってる? 
今、私も休憩に入ったとこです。
昼からも頑張ってね。』


奈緒子・・・


奈緒子のメールに自然と笑顔になる。


奈緒子のメールが俺の心を癒してくれる、
店のことや父親のことから一瞬でも解放してくれる、
俺は改めて奈緒子の存在の大きさを知った。


楓花を傷つけたこんな状態でも、
俺は奈緒子と繋がりに喜んでしまう。


最低な兄貴やなぁ・・・


ごめんな、楓花・・・


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