夏の恋に約束


それに、


「けっこう筋肉があるんだね」


思ったより、二の腕がガッシリしてる。



「一応、スポーツは得意だからな」



「だからだ!すご~い」


腕に顔をくっつけて、目を閉じる。



この温もりは、私だけのもの…。



「オレ、今度温泉に行くなら、混浴がいいな」



「何言ってんのよ~?」


クスクス笑いながらも、大地の温もりに、気が付いたら眠りに落ちていた。



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