銀盤少年
SPは二分半の間に必須要素である三つのジャンプと三つのスピン、そして一つのステップを行う。
三つのジャンプの内、一つは二回転or三回転のアクセルジャンプ。ステップからの二回転or三回転ジャンプ。そして三回転からのジャンプコンビネーションを跳ぶ。
ジャンプの種類は六種類あるが、同じジャンプを二度跳んではならず(コンビネーション内においてのみ同じジャンプは可)ステップからの三回転は、ジュニアのみ毎年指定された種類のジャンプを跳ばなければならない。
スピンもジャンプと同じように毎年指定される物もある。が、SPで鍵を握るのはなんといってもジャンプだ。
各要素には基礎点が存在するが、ジャンプの基礎点はスピンやステップに比べて高く設定されている。
如何にジャンプでミスをしないか。ジュニアの場合はジャンプのミスがそのまま順位に直結するから、慎重に跳ばなければならない。
だけど今回は特殊なルールだ。
現行の採点方式は一つ一つのエレメンツに基礎点やレベルが設けられ、そこに-3~+3のGOE(出栄え点)がつけられた技術点に、五つの項目からなる演技構成点との合計点を競うが、この勝負は六点満点方式の旧採点法で決着をつけることになる。
技術点と芸術点それぞれに六点満点で得点がつけられる。