レンアイ指導室~甘々な指導~【完】
「……んな目をしたって、何もしねぇよ?」

明らかに楽しんでる。

だって、さっきから本多君、笑いをこらえてるんだもん。


「本多君の意地悪……っ」

「意地悪? 俺、何もしてねぇじゃん」

頬に置かれていた手が、鎖骨に触れた。

思わず、体がビクッと震えた。

 ……それでもって、筋をなでられる。


「っや……」

やだ、……やだ。

本多君……っ。


「……あ。予鈴だ。……じゃあ、放課後は自習室な?」

そう、本多君は唇にキスをしていった。


 ……私、おかしくなっちゃったのかな?

本多君に触られたところが全部……、熱いよ……。
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