レンアイ指導室~甘々な指導~【完】
「……やっぱり、彼氏一筋?」

しばらく沈黙が続いていた。

それを破いたのが、先輩だった。


私は静かにうなずいた。


「……そう! なら、いいんだ。ごめんね、試すようなまねして。俺、戻るね」

「え、あ……はい」

先輩は私に背を向けて、扉を開けた。


「あ、そうだ」

と言って、私に振り返る。


「未良ちゃんが好きだってことは、変わりはないから。……じゃ、それだけ」

また先輩は私から目をそらして、ドアを閉めた。


え?

本気……って、こと?


先輩の言葉が頭から離れなくて、私は放心状態になっていた。
< 168 / 216 >

この作品をシェア

pagetop