レンアイ指導室~甘々な指導~【完】
「……菅原」

「は、はいっ」

「俺、キスしてるとき、菅原のこと……、未良って言っちまって、ごめんな」

「えっ!?」

あ、そういえば……。


「つい、夢中になっててさ……」

「あ、いえっ……、その……っ。大丈夫……です」

ホントはうれしかった。

2年間、想い続けたあの本多君に、たとえ事故でも、私の名前を呼んでもらえる日が来るなんて、思ってなかったから。


「うれしかったです。本多君に名前を呼んでもらえるなんて」

だから、謝らないでください。

大好きな本多君だから、いいんです……。
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