【完】新撰組と2人の少女

おいかけっこ


凛「……行っちゃったねぇ」




平「だなぁ」






2人の間には穏やかな空気が流れていた







ふと、凛がつぶやく







凛「平助、ありがとね!!」






平「ん、俺こそありがとな」






2人は笑いあうと、口づけをかわす







すると、そこに





運のない男、原田が通りかかった






左「見るつもりはなかったんだが……ま、見ちまったもんは仕方ねぇよな!!」






なんともポジティブな男である







凛「へぇ〜、仕方ないで済むと思ってるなんて幸せな人ですね、原田さん」






凛は立ち上がる







平「…………」







今回ばかりは、原田を助ける気がない藤堂であった








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