あなたが好き。


「分かりました。…その代わり今日は居残りで頑張って下さいね」


坂田は入学式で見せたようにニコッと笑った。


「えぇー!居残りしなきゃダメですか?」


「イヤならいいよ。テストに出ちゃうけどね?」


―それはダメだ…。


「頑張ります…。」


久実はとぼとぼと席に戻った。


「アハハーー久実頑張れ」


鈴がニヤニヤしながら言った。





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