カンボジアのコト

プツンと記憶が途切れたまま、朝を迎えました。
寒くて目が覚めたのデス。
寒っ。今何時?!あぁ、5時か…。
にしても…寒っ。
エアコンの設定何度だよ。
起き上がって、エアコンを見に行った。18度かよっ。
半袖半パンには、寒かろう…。
ブチッとエアコン止めて、隣を見ると、一緒に寝たはずの、かんこちゃんが、自分のベッドで寝ていました。
ほぅ、かんしんかんしん。
あーぁ…5時なんかに起きちゃったから、頭がボーッとするなぁ…。
一晩エアコンの中にいたからかなぁ…。
空気乾燥して、喉痛い…。
マーケット行ってこようかなぁ…。
マーケットは、朝の5時くらいには、すでに、開いているのです。
でも、なんか、動くの面倒だなぁ。
と、ぶつくさ言いながら、暖かいお茶を入れて飲んでいると、
かんこちゃん起床。
「あれ?エアコン止まってる?」
「あぁ、寒かったから、朝起きて止めちゃった。」
「うー。そうか…夜中暑かったから、温度下げたんだ。」
………下げすぎだろう。
「何か飲む?」
「日本から持ってきたの?」
「うん。」
かんこちゃんに見えるように、ホットレモン、ショウガ葛湯、烏龍茶、ジャスミン茶、日本茶、焙じ茶と出した。
私は、お茶が好きだ。お茶って、日本茶とか中国茶って意味ではなく、10時のお茶や3時のお茶といった、お茶が好きなのだ。
朝起きたら、まずは、いっぱいなのです。
でも、朝起きた時の気分によるので、色々な種類を抱えて旅に出るのだ。
ご苦労なことなのだ。
ということで…。2人でホットレモンを飲みながら…。
「先輩さぁ…寝相悪すぎ…。」
「だから言っただろう。最高に動くのも面倒な状況でわざわざ言った意味をくみとれよっ!」
「そうかぁ…まぁいっか。」
かんこちゃんと、私が一緒にいられるのは、お互いの相性が最悪にも関わらず、お互いが、究極の「まぁいっか」という精神の持ち合わせにほかならない。
「今日の礼拝で、私、うまく話せるかなぁ。」
「大丈夫。いつもの調子で話せば、うまくいくよ。」
今日の朝は、礼拝からスタートなのです。
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