カンボジアのコト

礼拝

今日は礼拝からスタートです。
朝ごはんを済ませ、ガイドと出会い出発です。
なんだか、頭がボーッとしたまま、何もしたくありません。
…体調悪い?
自覚すると、どんどん体調は悪くなっていきます。
礼拝堂につく前には、足元がふわふわしてきました。
今日は、皆で、自己紹介したり、歌を披露するのデスが無理です。
先生に事情を説明し、座っているにもかかわらず、目が回りはじめ、どっちが上なのか、下なのか分からず、椅子の上で丸くなってしまいました。
礼拝は続いているのですが、迎えの車を呼び、ホテルへ帰ることにしました。
エンドーが携帯を私のカバンに押し込み言いました。
「コレッ困ったら使う。電話かけれる。ワタシもひとつ持っテる。」
私は、この時、誰と、どうやってホテルに帰ったのか覚えていません。
1つだけ覚えているのは、迎えの車を待つ間。
礼拝堂の外に体育座りでいると、私の、斜めがけカバンをひっぱられる感覚がして、
スリかっ?!と驚いてカバンを見ると、小さい子が、私のカバンについた、
くまのプーさんのヌイグルミに、かじりついていました。
可愛らしく表現すると、キスしていた…という感じでしょうか。
でも、プーさんの鼻は、女の子の口の中です。
その子は、私と目があうと、にっこり笑って、可愛いねとクメール語で言いました。
次に覚えているのは、夕方です。
ここからは、記憶がハッキリしています。
目が覚めると、先生が私のベッドの側にこしかけていました。
朝の10時から、夕方5時まで、よく眠ったものだ…。
「大丈夫?熱はかってみて。」
「…。」
「先生(牧師さん)の家で昼ごはん食べて、しばらく遊んだ後、こっちに戻ってきて、今、皆は、自由時間で遊んでるわ。」
「すみません。」
「気にしないで。あら…まだ熱が高いのね…。」
そうか私は、熱が高かったのか。
「明日も熱が下がらなかったら、残念だけど、シェムリアップに行くのはやめましょう。病院に行って、入院しなくて、大丈夫そうなら、先生(牧師さん)の家で預かってくださるそうよ。」
そこまで話しが進んでるんデスカ?
「夕食なんだけど、食べられそう?なんか日本食が食べたいって話しが出てるんだけど。」
「食べますっ。」
食べて治します!!ヤだよ。病院なんて。しかも、私は、シェムリアップに行きたくて、今回ついて来たんだぞっ!!絶対元気になるんだから。
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