カンボジアのコト

階段

階段の3分の1まで登った所で、あまりの高さに(?)動けなくなった私。
そんな私にガイドさんが後ろから失笑交じりに一言。
「大丈夫ですから、はやく登ってください。」
冷たいです。
半泣き状態で登りました。
「みんな〜。顔出して〜!!」
登りきったころ、先生が下から呼びました。
カメラをかまえています。
なっちゃんは階段の際に立って、元気よくピースしてるのですが、私はそれどころではない。
1番後ろに下がって、柱をつかむ。
顔を出せば、下が見えるのですよ!?
「高橋さ〜ん。顔が出てな〜い。」
先生が笑いながら呼びます。
鬼だ…。鬼がいる…。
「先輩、暴れないでくださいよ。失礼します。」
佐藤君が、ガシッと腰に手をまわして、引き寄せた。
柱から手が離れる。
数秒我慢した後、柱に抱きついた。
登った後ですが…当然降りるんですよね。
「こっから降りるの?!」
私が聞くと、
「いいえ、あちらから降ります。」
とサニイさん。
なんだ、降りる場所があるのか。
と、そちらへ行くと、
なんと、登ったときと同じ階段が。
ただたんに登りと下りわけただけかよ…。
なっちゃんは、私には見向きもせずに、サルのように階段をおりていきました。
「降りれない!無理!!降りれない!!」
サニイさんになきつくと、
「一箇所だけ、手すりのついた場所があります。」
「手すりかよ、心もとないなぁ…。で…どこ?」
「これです。」
そう。目の前に長蛇の列ができている場所があった。
絶好の撮影スポット待ちか何かだと思ってたよ。
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