サクラドロップス
「ううん。大丈夫。アタシこそゴメンね。可愛いエリカちゃんを受け止めてあげられなくて。さ、行きましょ?通行の邪魔になるし、時間がなくなる」
アタシはそう言うと、エリカちゃんと安藤に視線を送ってから歩き出した。
そして、歩く歩道に
チラチラと遊び回る小さな白い影。
白い、影。
公園の隅にある桜は少しずつ蕾を開き
急いで咲いた数輪の花びらを散らしている。
目を逸らしたい位に眩しい
春の予感を告げていた------