碧眼の天姫―刀の後継者
千年はあたしに覆いかぶさる。そのまま……
―チュッ
唇に温かくて柔らかい感触。千年にキスされていた。
「…俺の勝ち♪」
唇を離した千年が悪戯な笑みを浮かべてあたしを見下ろす。
「何が勝ちだ馬鹿っ!!」
この変態め!!
千年をキッと睨みつけてから不意に時計を見る。
もう22時を回っていた。
千年といるとこんな風に時間があっという間に過ぎる。
あの頃のあたしは…
一日、一日が気が遠くなる程長い時間に感じられた。
でも今は……
一秒、一秒が星の瞬きのように短く儚いと感じる。
大切な時間程……
すぐに過ぎてしまう。