灰色姫



「良かった」


ソリアはまた微笑みました。


「……どうして、見ず知らずの私に、
 ドライケーキなんかくれたの?」


チェルは疑いました。


継母がソリアを使って、
私を殺そうとしているのではないか。


ドライケーキに、
毒がはいっているのでは………と。


「君が、美しかったからだよ」



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