見えない二人の距離
澪との祭りに盛り上がって、あいつがオレに欲しいと言ってきた物を取ってやって
澪の言葉に舞い上がって
今日はあいつのことを忘れてるんだって安心してた。
バカだな、オレ。
「純平!!…っ…ねぇ!待って」
後ろから必死にオレを呼ぶ声がする。
下駄の音がカランカランうるさい。
「ねぇっ!ハァ…待ってってば!!」
うるせぇ…。
必死に追いかけてくる澪をシカトして、オレは足を早める。
「…ッ…純平っ…聞いてよ!」
言い訳なんかすんな。
そっちの方が聞きたくねぇ。