愛なんかいらない 〜キュート過ぎる部下〜
俺は大急ぎでシャワーを浴びると、愛車のフェアレディZに乗り込み、勢いよくアクセルを踏んだ。


向かう先は、もちろん志穂さんのアパートだ。


途中、本当は法律違反なのだが、志穂さんの携帯に電話を掛けた。


ところが、いくら呼び出しても志穂さんが電話に出る事はなかった。


何だか、嫌な予感がする……


アパートに着いたが、部屋に明かりは灯っていなかった。


念のためブザーを鳴らしたりドアを叩いたが、応答はなかった。


ハッと気付き、財布から合鍵を出してドアを開けてみると……何もなかった。

中はがらんどうだった。


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