オレが死んだ


行きつけだった市立病院…に着いた。




薄みどりの床に、真っ白な壁。

補助器具をつかって廊下を歩く患者。

…そして薬の臭いがぷんぷんする。



俺と大空はふつうに今まで通り空間を察知できるけど、

俺らはまわりからは見えていないんだ。



廊下を歩く人達は俺のことをすり抜けていく…


鳥肌がたった…

いや、さっきからたちまくりだけど





「りーずむ。…りーずむ!!」


「あ、ああ、ごめん」



< 38 / 40 >

この作品をシェア

pagetop