ツタエタイ



監禁でもされるのかと思ったけど次の日には手錠も外されていてアイツは居なかった。







身体が気持ち悪い。




速く家に帰って洗い流したい。



汚ない





吐き気さえする。





♪♪〜♪〜♪♪♪〜♪〜




葉月だ……。




「も…しもし…」



「月?良かった繋がって。昨日帰ったら居なかったから何かあった?」






私が誰かを好きになっちゃいけないんだ。





その証拠に葉月に迷惑をかける。




「も…離れたい。私は葉月を幸せに出来ないから…もぅ電話してこないで…鍵もポストに返しとく」




一方的に切った。




そして電源も落とした。





涙が頬を伝う。




「はははっ…」



乾いた笑い声に



「泣くなんてどの位なんだろう」




覚えてない。




目の前が歪みは晴れ歪みは晴れの繰り返し。




葉月の存在は今までの中で一番大きかった。













横断歩道に差し掛かった時だった。




確かに歩道用の信号は″青″だった。











″キキーッ ドンッ″






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