Tricksters

もう、何があっても
俺は驚かない。



所長が対峙していた男が俺を睨み付ける。




「…………っ!?」





驚きすぎて
鋼の心臓、大爆発。




息するのも忘れて停止した。




「父さん、申し訳ございません。
彼が真部淳一です」



父さん……?





そうか、内藤部長が言っていたっけ
アイツは、幼い頃からいつも利口でいなければいけなかった。





「総理、申し訳ございません。
よろしければアチラの席で二人きりでお話されてはいかがですか?」


ユカリさんが、いつも以上に丁寧で優雅な対応をみせる。





だけど、ゼンの父親。

誰もが知ってる顔だ。

内閣総理大臣 徳田晋太郎氏は汚いものでも見るかのように応接セットを睨み付けただけだ。




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