ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
そう言ってゆっくりと腰を
沈めてくる、思いのほか
筋肉のついた、たくましい体。
「あ……ぁぁっ、っん……っ」
「美咲は、オレの名前
知ってる?」
「えっ………」
この状況でそんなこと
言われても、答えられ
なければ頭も働かない。
……何だっけ。
一応知ってた気がするけど
呼んだことないし、意識
したこともなかったし……。
――困ってたら、柚木クンは
わりとすんなり諦めて、
答えをくれた。
「瞬也(シュンヤ)だよ。
部下の名前くらい、
ちゃんと覚えといて」
そんなこと言われても
チーム員じゃないのに、
そこまで頭回らない――
なんてことは、反論する
暇もない。
_
沈めてくる、思いのほか
筋肉のついた、たくましい体。
「あ……ぁぁっ、っん……っ」
「美咲は、オレの名前
知ってる?」
「えっ………」
この状況でそんなこと
言われても、答えられ
なければ頭も働かない。
……何だっけ。
一応知ってた気がするけど
呼んだことないし、意識
したこともなかったし……。
――困ってたら、柚木クンは
わりとすんなり諦めて、
答えをくれた。
「瞬也(シュンヤ)だよ。
部下の名前くらい、
ちゃんと覚えといて」
そんなこと言われても
チーム員じゃないのに、
そこまで頭回らない――
なんてことは、反論する
暇もない。
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