ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
だけどもう、どっちでも
よかった。


柚木ク――瞬也のくれる
快感は、本当にひと波ごとに
あたしを溺れさせて、どん
どんおかしくしていってたから。



激しく叩きつけられて、
深く深く、繋がるカラダ。


また新しい波が押し寄せる。

そうしてあたしを、壊していく。



終わりのない嬌声と一緒に、
あたしは何度も、与えられた
新しい呼び名を呼んでいた。


その一声ごとに、彼から
抜け出せなくなるかもしれない。


そんな錯覚を、感じながら。





     ☆☆☆☆☆


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