ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
あたしは二人から2メートル
ほど距離をとった所で、
そっと壁際に寄って、
かすかに聞こえる声に
耳を澄ませた。


「あなたが………わかったわ。

だけど、どうして私を……」


「だからオレは………。

蘭子さんだって………」


(ダメだ。全然聞こえない……)


――だけどそれでも、
雰囲気からわかったこと。


もう明らかだ。


この空気は、単なる仕事上の
会話なんかじゃない。


どういう関係かわからない
けれど……二人は以前から、
知り合いなんだ。


(柚木クンが蘭子さんって
呼んでるのが……社長なの
……?)


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