ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
内心ではそう思ってるのに――
なぜかあたしには、それが
できなかった。
強張る表情を変えることも
できず、喉はカラカラに
渇いていて、ごまかす言葉の
ひとつすら出てこない。
「……………っ」
結局、気づくとあたしは
クルリと背中を向け、
逃げるようにその場から
走り出していた。
「待てよ、美咲!」
呼び止める柚木クンの声が
耳に届いたけれど、それを
振り切るように、エントランス
から外へと飛び出した――…。
☆☆☆☆☆
_
なぜかあたしには、それが
できなかった。
強張る表情を変えることも
できず、喉はカラカラに
渇いていて、ごまかす言葉の
ひとつすら出てこない。
「……………っ」
結局、気づくとあたしは
クルリと背中を向け、
逃げるようにその場から
走り出していた。
「待てよ、美咲!」
呼び止める柚木クンの声が
耳に届いたけれど、それを
振り切るように、エントランス
から外へと飛び出した――…。
☆☆☆☆☆
_