ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
あたしはその瞳から目が
そらせなくなって、息を
飲んで視線を絡めたままでいた。


でも奈々達はそれに気づかず、
二人で話を進めていく。


「どういうこと?

事業提携は、あくまでうちの
組織は活かしてくれる形で
進むんじゃなかったの?」


「その予定だったのが、
急に先方が話を変えてきた
から、困ってるって状況
じゃないんですか……」


「だから上層部で緊急会議って?

ちょっと……もしそれが
マジだったら……」


『うちの会社、本気で
ヤバいんじゃないの』


周囲を気にして小声で
告げられた奈々の声が、
耳鳴りのように響いた。


_
< 273 / 469 >

この作品をシェア

pagetop