ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
そんなこと、あるわけない
って思いたい。


だけど、問いかけを聞いた
柚木クンの頬が少しだけ
ピクッと震えたのを、
あたしは見逃さなかった。


「まさか……。

ねぇ、ホントにそうなの!?
それで、急にうちを辞めて
彼女の所に行くなんて――」


「――提携の話は、予定
通り進むよ。

吸収合併なんかじゃない、
あくまでグループ傘下に
入るって形でね」


「……………っ!!」


その返答が、何よりの
肯定だと思った。


あたしは上擦る声を抑える
こともできず、動揺を
あらわに叫ぶ。


「彼女と取引したのねっ!?

それじゃあ吸収の話も、
最初からあなたを連れ戻す
ための手段ってこと!?」


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